金烏玉兎庵

龍高星の話

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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先日、正統派の知恵の星である玉堂星のことを書きました。
この星は、書物なり教えなりに忠実な学びの知恵の陰性の星です。
同じ知恵の星でも陽性の場合は龍高星という星になります。

玉堂星が古来からある伝統的なものを机上で学ぶ星とすると、龍高星は未知の世界を志向し、それを自分で確かめながら身にしていく学び、体験的に知ることを希求する星です。
誰かの言葉、誰かが書いた本、というのを基本的に疑ってかかり、自らの目で見て体験することで知ろうとします。

このことから、対象の場所まで何処へでも行く、放浪の星、海外に縁のある星、そして遠方に気ままに行ってしまうことところから、離別の星とも言われます。
また、常に未知なるものに挑み向かう姿勢から、安住に立脚できないともいわれます。

自らの目と体験から得た確かな知識は、モノゴトを改革改良することに駆り立てます。
極めて知識欲旺盛ながら、必ずしも世間に理解されず、それでも自らの知的好奇心によって生きるため、孤独に強く忍耐強い努力家ともいわれます。

同じ知恵の星でも、風情が正反対の玉堂星と龍高星。
文化文明を後世に残していくには、こうした実際に体験しながら確かめる、ということが求められ、その役割を担います。

恐らく、玉堂星を持つ人が算命学を学ぶとしたら、きちんと大きな学校に通って学ぶか、正当な算命学者について学ぶのですが、龍高星の場合は、市井の達人に習ったりします。

ちなみに、私は南に龍高星を持っているのですが、なるほどなぁと思います。
実際、お金の仕組みを知りたいという理由で転職してしまうあたりは確かに龍高星的とも言えます。

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