金烏玉兎庵

禄存星の話

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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禄存星という星があります。
私はもっていませんが、お金持ちの星です。
回転財の星とも言われ、使った分だけ入ってくる、素敵な星。
鳳閣星などは、損をして徳を積む星ですが、禄存星は文字通りお金をガツガツつかって貯金はないけど収入はある、みたいな感じです。
お金を使った分だけ偉くなる星でもあります。それだけ、器が大きくなるということでしょうか。

一方で、この星は愛情奉仕の星ともいわれます。人に奉仕する、ボランティアをする、介護の仕事などにも向くと言われます。
「お金持ち」と「介護」って、
今の日本人の感覚としてはマッチしないと思うのですが、
そもそもの商売の仕組みというのは、
「まず人の役に立って、お金はその後」というのが鉄則なわけで、
その意味ではこの星は、商売の鉄則を実践する才能を備えた星といえ、結果としてお金持ちになる星、ということになります。

冒頭、「使った分だけ入ってくる」と書きましたけれど、
お金を使うことは、その売り手を潤わせることにもつながるわけで、それもまた愛情奉仕と言えたりします。

禄存星のあるひとが貯蓄をたくさんしていたりすると、運命から逸れていると言われたりします。
禄存星はお金持ちの星ですが、
それはあくまで先に愛情奉仕でバンバンお金を使った後でその分お金が入ってくるからお金持ちになるのであって、
前段を飛ばしてお金に向かうと陰転するので気をつけたほうが良いようです。

胸に禄存星があるひとはどんどんまわりに奢ってあげたりすると良いかも。

ちなみに、こうした「星を稼働させる仕組み」は、実践するとその星を持っているのと同じ効果があります。
もともともっている人は生来にその才能があるということであって、
後天的にスキルとして身につけることもできるもの。
なので、星図でよろしくない局に入っていたりする場合は、取り持ってくれる星の在り方を実践するとその作用が和らぐと言われます。

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