最近、仕事を一緒にしている方が、
なんていうか、すごく感覚が一致して、相性がよいように感じられて、
これはなんだろうな？と思って命式を拝見したら、
２つも干合支合があり、
生月天中殺も同じ、
十大主星は東方・北方が同じ、十二大従星も天胡星と天将星が同じで、
なるほど、だから気が合う＆相性が良いのか、と納得した、ということがありました。
陰占は実際の相性の良さを、陽占の重なりは気が合うことにつながりますが、
思い返せば、自分と緊密な関係にある人というのは、
洩れなく陰占で相性がよく、かつ陽占で重なりを持っているもので、
もちろん、その条件を満たしていても、合わない人はいるし、
その条件を満たしていなくても、興味深いと感じることができる相手は多いのですが、
なんでしょうね、結局、「無条件に合うな」と感じて、一緒に何かに取り組んでいくことができる相手というのは、
洩れなく陰占で相性がよく、かつ陽占で重なりを持っているもので、
それは、緊密な関係を築くうえでの十分条件ではないけれど、必要条件であるには違いないな、という確信を得たのでした。
それまで確信がなかったのか？といえば、
もちろん、算命学の理屈のうえでは揺るぎなくその確信を持っていたのですが、
現実的・実際的に確信を得るには、
実際にその相性の人物との関係を築く複数の経験を経て、
かつ、実際にその相性にない人物との関係を築いてみた結果を経ていなければならないわけで、
その経験が、今回、揺るぎない確信を得るところまで蓄積された、というお話です。
ちなみに、そういう相性の良い人がいたからといって、そういう人とだけ関わってればいいかといえば、そうでもありません。
子供の恋愛のように、「相性の良い人とべったり」でいることは、共依存的に自分という存在の中立性・独立性を損なうことにつながり、
それはひいては自分の宿命の消化を脅かすことになります。
いかに良い相性であったとしても、有効にして発展的な協力関係を築くには自立して、自分の中立性・独立性を保つことが不可欠で、
それに気付いて思ったのですが、
最近、自分の回りに、その陰占的にも陽占的にも相性の良い存在が増えてきたのは、
自分が、いかに良い相性であったとしても、自分の中立性・独立性を維持できるようになったからなのかもしれません。
自分の中立性・独立性を維持できない前の段階での相性の良さは、甘えや惰性につながりやすいもの。
成長には、相性の悪い人も大切です。
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