昨日は、騰蛇型についたので、他の型にも触れておこうと思います。
青龍型というのは東方の数値が高い人ですけれど、
東方といえば商売人、個人商売に向く、といわれたりしますね。
東方って守備本能なのに?
と思うところですが、徹底的に守る、自分の権利を守る、自分の財を守るからこそ商売ができるのであって、
そもそも白虎型などだとなかなか「商売」ということにはなりにくいように思います。
ラーメン屋の頑固親父なのか、口八丁手八丁の八百屋の店主なのかは別にして、
商売を続けていくにはそういう「守る」ということが大事です。
そして、「守る」ということのためには、こずるくもなるのがこの型です。
その意味で、陽転している騰蛇型に次いで財をなせるのはこの型。
陰転している騰蛇型と比較すれば、なんとなくですが、陰転している青龍型のほうがまだ生活安定度(収入安定度)はあるのではないでしょうか。
ちなみに、このあたりの東方のエネルギーは、劫局をみると理解しやすいように思います。
劫局というのは、人体星図の十大主星が貫索星か石門星だけで構成されている局ですが、
「悪知恵が働く、策略の星、腹黒い」などといわれる劫局ですが、それもこれも、ひとえに「守る」ということのための手段。
つまり、際立つ青龍型の人というのは、そういう劫局のような要素があるように思います。
一方西方の数値が高い人というのは白虎型ですけれど、
白虎型というのは、一匹狼とか、まわりに厳しくされると伸びる、とかいわれます。
これはなぜかといえば、西方というのは、攻撃本能の場所にあり、攻撃本能とはそういう「一匹狼」の質を持ち、叱咤激励されることで発揮されるものなからです。
「攻撃本能」というのを多くの人が誤解していると思うのですが、攻撃本能というのは、自分のためには発揮できないものです。
そもそもですが、人間が「自分のために攻撃する」という本能をもっていたとしたら、今頃人類は滅びています。
「正義のため」「大義のため」、人のためになされるのが算命学でいうところの「攻撃」で、
自分のためではなく、他人のため、あるいは他人に突き動かされて動くから、その対象が尖鋭化するのです。
白虎型というのは、スペシャリスト、特殊技能をもって活躍するといわれますが、
これは、自分の意図・意志のエネルギーであれば自分で判断するので多彩な多岐にわたる物事に気持ちや力を向けることができるのに対して、
「他人に突き動かされる」エネルギーは「自分の判断」を持たないために、そのエネルギーの対象が特定の分野にしか及ばないことによります。
ちょっと考えれば分かると思いますが、
例えば「宝石を売る」ということをするときに、
それが自分のためであれば、いろんな工夫をし、思いが及び限りの様々な用途を想定しながら、いろんな人に売りに行きますが、
それが誰かの指示である場合には、売りに行く相手や用途というのは、その誰かの指示に従うことになりますね。
白虎型のエネルギーをシンプルにいうなら、そんな「誰かの指示で動く」エネルギーです。
白虎型は持久力がないといわれたりしますが、これは白虎型にとっては救いです。
なぜなら、他人のために全力でエネルギーを使い、どこまでも持久力をもって他人のために尽くしてしまったら、自分の生存が危ぶまれるからです。
こうした八門法の数値からみる運型というのは、自分が社会においてどう動くか、何を目指し、何をもって生きるか、ということを考えるときにはとても重要です。
なお、こうした運型というのは、ある程度際立った数値の差がなければ、あまり意識する必要はありません。
※気図法・八門法についてサークルで書いていたのですが、ちょっと難解で分かりません、という方がおられたため、「簡単バージョン」をこちらに書きました。
詳細バージョンに興味がある方は、サークルへどうぞ:https://note.com/kinugyokutoan/circle
※サークルは「掲示板」なので、コメントにより投稿が前後することがあります。順番についてはこちらをご参照ください。
サークル内タイトル一覧:https://note.com/kinugyokutoan/n/n8f5ddaad7fb5
現在、このタイトルはすべてサークル内に残しています。もともと、一カ月経過ごとに削除する予定でしたが、現時点(6月10日現在)ではそのままにしています。7月末まではこのままにしておく予定です。
今後、PDFにして、カテゴリ分けしてまとめようと思っています。