金烏玉兎庵

「不満」に隠れた人生のヒントを自分で見つけることのすすめ

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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最近気づいたんですが、
「不満」にこそ、人生のヒントが隠れているものですね。

世の中、「不満を言ってはいけない」といわれるので、
真面目な人、いい人ほど「不満を言わない」ものですが、

兎にも角にも、
「不満」を全部ノートに書き出して詳らかにしてみれば、
その不満というのはだいたい「宿命と環境の不一致」に起因しているもので、

その不満を一つ一つ算命学的に逐条解説していけば、
その人の人生の処世術ノウハウ集、
その人の人生の成功への地図ができるのではないかと思います。

例えば、社長になりたくてなってみたけど、
まるで回し車を走っているようだ、とおっしゃっていた方は、
そもそも実業に不向きな命式の方で、
その不満をきっかけに本来の道に目覚められたとか、

芸能人になりたくて一生懸命、芸事に励んでいたけれど鳴かず飛ばずだった方は、
そもそも芸事ではなく実業のほうに向く命式の方で、
芸事に興味があると思っていたそれは、
実は「芸事でえられる一攫千金的な収入」のほうに惹かれていたことに気づかれたとか、

そんな感じで、
だいたいの「うまくいかない」というそれは、
自分の本来の生きる道から逸れていることが原因であるもの。

ちなみに、
若いうちの不満というのはあまりアテにならず、
「成功につながる」不満というのは、
だいたい30歳〜40歳以降、多くは40歳以降の不満だろうと思います。

というのも、
若いうちというのは、
様々に不完全であり未完成であることの裏表として柔軟性があるので、
自分の本来の在り方とアンマッチな生き方をしていても不満を持つことが少なく、

だいたい30代くらいまでに持つ不満というのは、
「お金がないことの不満」とか、
「自分の意見が通らないことの不満」とか、
「思い通りに他人と関われないことの不満」とか、
そういう、未熟で未完成であることに起因する不満だからです。

ちなみに、、
40歳を過ぎていても、
「お金がないことの不満」とか、
「自分の意見が通らないことの不満」とか、
「思い通りに他人と関われないことの不満」とか、
そういう不満を抱いているとすれば、
それはまだ、
生き方以前の、もっと根本的な人間としての素養を身につけるフェーズにある可能性もあり、何かしら見直してみると良いかもしれません。

人間というのは基礎的な素養を身につけるフェーズと、
その素養をベースに「自分の使命」を果たすフェーズがあって、

基礎的な素養を身につけるフェーズは、
人間として生きぬための大前提として五行を備えるべき期間であり、

その基礎的な素養を身につけ五行を備えたその土台の先に初めて本人の個性を発揮して存在感をもってこの世界に生まれた使命を果たすことに向かうものなので、

そもそものベースがないと、
スタートラインに立つことさえできない、ということもあります。

もっとも、
そんな理想的なプロセスをステップバイステップで歩み進める人ばかりではないので、
それほどこだわる必要はないのですが、

そうはいってもやはり、
「意味のある不満」を抱けるようになるのは、
やはり40歳くらいを過ぎてからではないかと思います。

さて、人間、40歳くらいになるといろんなものが固定化してくるものですが、

固定化してきた段階で、
そのカタチがどうにも自分には合わないものだということに気づく…

固まってきているそのカタチと自分がアンマッチであちこちぶつかり痛く、息苦しくなる…

そこで感じる不満が、
冒頭に挙げた「人生のヒント」につながる不満であろうと思います。

これはつまり、
40歳前は不満など言わずに身につけるべきものを身につけ、
一方、40歳を過ぎたら、しっかり不満を明文化して自覚的にその不満に対処するのが良いのだろう、ということです。

不満を明文化したものへの対処は、
相談をされれば私もお手伝いできますけれど、
他人の力を借りずとも、
ネットで転がっているサイトで星図を出し、
その一致不一致を見れば、それだけでも「自分の何がおかしいか?」に気付くとができるだろうと思います。

そもそもですが、
優秀な人であればあるほど、
他人にダメ出しされると反発するものなので、
むしろ自分で調べて検証してみるほうが腹落ちしやすく、自分の人生を改良しやすいようにも思います。

…ということで、
40歳を過ぎて、ある程度まっとうに生きているけれど、
自分の人生に不満がある、ストレスがある、どうもあちこちぶつかってしまう…という方は、
ご自身の星図を検証してみることをお勧めします。

ちなみに、
「あちこちぶつかる」なんて生きていれば当然でしょう?といわれれば確かにそうなのですが、
そこに不快感や抵抗感がある場合は、
何かが間違っていることを疑ってみたほうが良いように思います。

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