金烏玉兎庵

適職の見つけ方

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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このところ、
「私には何が向いているのでしょう?」とか、
「私はどういうテーマでセルフプロデュースするのが合っているのでしょう?」
…みたいなご相談をよく受けます。

ご相談を受けている方にはお伝えしているのですが、
算命学で分かるのは、
「どういう動き方をするか?」とか、
「こういうエネルギーの発揮の仕方をするか?」とか、
…そういうベクトルのみであって、具体的に「これ!」と具体的に言えることはありません。

いや、無理やり言おうと思えば、
車騎星なら攻撃本能なので、軍隊に入ったらどうですか?とか、
貫索星なら守備本能なので、警備の仕事はどうですか?とか、
鳳閣星なら伝達本能なので、表現する仕事が向いていますよ!とか、

…いおうと思えばいえますし、
実際、そんなふうにお伝えしておられる先生というのもいるようなのですが、
たいへん恐縮ながら、それはちょっと雑に過ぎる解釈であろうと思います。

では、どうやって「自分に向いていること」を見つければ良いのかといえば、

キーになるのはとにもかくにも「自分が好きなこと」であり、
自分の気持ちが上がること、
自分の気持ちが熱くなること、
寝ても覚めてもそのことが気にかかって仕方ないこと、
…こそが、「自分に向いていること」であり、

その「自分に向いていること」をテーマとして、
算命学から導かれる、
「どういう動き方をするか?」
「こういうエネルギーの発揮の仕方をするか?」
…というアプローチをもってそれに取り組むのかを決めていくのが良いのだろうと考えます。

さて、そうはいっても40代、50代くらいになると、

そもそもの、
自分が好きなことや、
自分の気持ちが上がること、
自分の気持ちが熱くなること、
寝ても覚めてもそのことが気にかかって仕方ないこと、
…というのがありません、という方がけっこうおられます。

だいたい、40代、50代くらいというのは仕事に家庭に忙しい時期で、
「自分の好きなこと」などなくてもいくらでも時間は過ぎていくし、
「自分の気持ちが熱くなること」とか「寝ても覚めても気になって仕方がないこと」などないほうが、余程穏やかな生活を送れるものなので、
敢えてそういう自分の心の動きを無視している、閉じ込めている人というのも多いもの。

なので、自分が好きなことが分からなくても、
その先において「自分に向いていること」が分からなくなっても、
それは当然であり、仕方のないことなのですけれど、

もし、「自分に向いているのは何だろう?」という思いが頭に浮かび、
ちょっと立ち止まったのだとしたら、

その機を逃さず「自分に向いていること」を見つけ捕えて、
自分のモノにしてしまうまで、
時間と金と労力を、費やすのが良いだろうと思います。

そう、一度見失った「自分に向いていること」を見つけるには、
お金も時間も労力もかかるのです。

さらにいえば、
それを「自分のモノにする」には、さらにお金と時間と労力がかかるのですが、

それがなぜかといえば、
「自分に向いていること」というのは、
頭で考えるとか、ちょっと眺めてみるとかいうのではとても見つけることが出来ず、

①自分で実際にやってみる、
②自分でやってみたことのまわりの反応をみる、

…という2つをひたすらやってみて、
そこで「自分がどう反応するのか」を見てみないと、
本当に「自分に向いていること」というのは分からないものだからです。

ちなみに、ここでの「やってみること」というのは、
「自分が好きだと思うこと」でなければならないのですが、
一つでなければならないわけではないので、

出来るなら、100くらい「好きなことリスト」をつくって順番にやってみるのが良いです。

100くらいの「好きなことリスト」をつくる、
それを順番に実際にやってみる、
そしてその自分の反応とまわりの反応を観察する、
…ということを真面目にやれば、

どこかで本当に「自分の好きなこと」に出会い、
その先において、

「私には何が向いているのでしょう?」とか、
「私はどういうテーマでセルフプロデュースするのが合っているのでしょう?」

…ということの答えが見つかります。

当然に、お金と時間と労力がかかるわけですが、
人生において、「自分の好きなこと」を見つけること、
そしてそれをもって社会・世間で活動し、ひいてはお金を稼ぐこと、
…ほど、大事なことってないんじゃないかな?と思うのですが、どうでしょう。

ちなみに、その「自分の好きなことで活動する・お金を稼ぐ」…ということを、
どういう環境で、どういう相手に対して、どういうやり方で行えばよいか?
…というのは個々人により異なるので、ここで一概にはいえないのですが、

とにもかくにも、
まずは、

「自分が好きなこと」であり、
自分の気持ちが上がること、
自分の気持ちが熱くなること、
寝ても覚めてもそのことが気にかかって仕方ないこと、
…を見つけることです。

ご注意いただきたいのは、ここで、
「他人にウケそう」とか「モテそう」とか、
あるいは「儲かりそう」とか「つぶしが効きそう」みたいな邪心は横に置いておくこと。

まずは「自分の心」「自分の感じ方」が、
実際にそれをやってみることでどう動くか?ということを感じることが大切です。

ちなみに、30代、40代くらいだと、
色気というか、他人ウケを気にするからか、
「○○ママ」とか「○○マダム」みたいな感じで売り出している人の真似っぽいことを「やりたいこと」とおっしゃる方が少なからずおられますが、

そういう方は、一度しっかり立ち止まって、「本当にそうなの?」と自問してみることをお勧めします。

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