金烏玉兎庵

宿命中殺とご近所付き合い

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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私は、割と近所に親しい友人が多いのですが、
だいたい中殺があるか、特別に相性の良い人ばかりで、
中殺があると、基本的に、「ご近所付き合い」というのは出来にくい傾向にあります。

それは元々認識していたのですが、
先日、改めて「やはりなぁ」と思ったことがありました。

何があったのかといえば、
ちょっと前に、近所の方が紹介していたお店があって、
先日、そのお店に足を運んでみたら、
ちょっとこれは、
「お金をもらっても入るのは無理。まして食べるなんて絶対無理。」
…みたいなお店で、踵を返して家に戻ってきた、という「事件」。

私はいわゆる「ご近所さんのお勧め」というのをあまり信用しないのですが、
それはこんなふうに、
ろくでもないものを「付き合いでお勧めする」ということをする人がいるからで、

世の中のボランタリーな人たちがそれをすることを否定はしませんが、

日々忙しいなか食事がとても貴重な時間であり、
値段よりも質の良さ、
サービスよりも店の矜持に価値をおき、
一回の食事に重要な意味を見出している人間にとって、

その貴重な食事の時間を無駄にしてしまう、
そういう「いい加減なもの」を勧めながら、
さも「良いことをしています」的な人は、
迷惑な人を通り越して、ちょっとした犯罪者に近いんじゃないかな?
…と思っています、詐欺師的という意味で。

ちなみにこれは、食レポに限らず、
その方の友人であろう素人の方の劣悪なサービスを一生懸命宣伝する人などにも同じことが言えて、

こういう人は、近所のその互助会グループの中では重宝されたとしても、
もっと広い世界においては信用されず、まして評価などされることも難しいんじゃないかな?
…と、思うのですがどうでしょう。

さて、こうした「高い要求水準」が行き過ぎであると感じる人も、
世の中には少なからずおられると思うのですが、
こうした高い、ときに高すぎる要求水準で厳しくモノをいうことに同調してくれやすいのは中殺がある人たちです。

なぜなら、「要求水準が高い」というのは中殺のある人には共通していて、
ふつうの人が「この程度でいいんじゃない?」というところで、
中殺のある人は、妥協を許さない傾向があり、

こうした「妥協を許さない徹底感」こそが、
中殺がある人の「枠がない」ということの本質であるからです。

さらにいえば、
こうした妥協ができない性質=枠のない性質があるからこそ、
中殺のある人は
互助会的な近所の世界では生きることが出来にくく、
両親などにも激しく強く「あるべき親」の姿を突きつけたりもし、
ゆえに、生地生家を離れてこそ発展する、といわれます。

逆に、中殺を持ちながら、
妥協を許さない自分の在り方を否定し、
うまく枠の中、例えば互助会的な近所の世界や家庭・家族の価値観の中に自分を押し込めてしまうと、

一見、まわりの人とはうまくやっていけるように見えるかもしれませんが、
だんだんと自分の中のエネルギーが弱まっていき、
白髪が増えるとか、顔が老けていくとかそういう前兆を経て、
存在感が揺らぎはじめ、本来の自分が目指していたはずの水準を見失っていきます。

本当にのびのびと生きている中殺のある人は、
そういう高い要求水準を揺るがすことなくその水準を超えていく人、
妥協しないできないことを恥じずに活かせる人たちで、

現代のように、その気になりさえすれば、
広い世界に向かうことができる時代、
中殺がある人は、本来、そういう妥協することなく高い水準を目指すべきなのだろうと思っています。

それに関連して加えていえば、
たとえば「近所」とか「家族」ではなくても、
「既成の価値観」とか「予定調和的な世界観」というのも、
中殺のある人には向きにくい傾向にありますね。

これは例えば、
「既成の価値観」とか「予定調和的な世界観」においては、
張り子の虎をもってみんなで怖がって見せるようなところで、
「いや、それは張り子の虎だから」と空気を読まずに言ってしまう、
…みたいなことを指しています。

「張り子の虎」とは、妥協と虚構の産物であり、
そういう妥協を拒絶し、虚構を見抜くことが許されない世界というのは多くありますけれど、
中殺がある人がそういう世界の内側できゅうきゅうとしていると、
なんとなく人間が腐ってしまう感じがあり、気をつけたほうが良いように思います。

つまるところ、
同じように中殺があるか、そうでなければ特別に相性の良い人で構成される世界を大事にすることが、自分の輝きを損なわないために不可欠の在り方なのだろうというお話です。

2022年4月二週目公開分🌸
https://note.com/kinugyokutoan/m/m26bc582b3e2f

3/3 夫のエネルギーを喰う妻のパターンと構造②「 丙午」は迷信ではない説明と干支の構造
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf8308e1149c6

3/8 命式詳解① 各天中殺の生き方と、守護神ありの人生・守護神なしの人生
https://note.com/kinugyokutoan/n/nada202f79b0b

2/28 家系・家族のエネルギーと「子供の受験」の関係、想定外の合格を手にする家族の在り方
https://note.com/kinugyokutoan/n/n670428196ea4?magazine_key=mf98e727bc087

3/2 夫のエネルギーを喰う妻のパターンと構造① ※閲覧注意
https://note.com/kinugyokutoan/n/n3cc3804547ca?magazine_key=mf98e727bc087

2/18 酉月仲秋の癸水、なぜ秋篠宮家のお子様は学習院ではない学校に向かわれるのか?
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc19656469069?magazine_key=m27bf2dd9536b

1/27 ちょっと深い天中殺の仕組みと構造、「天の助けが得られない」ということの意味
https://note.com/kinugyokutoan/n/na7ba8c0e71aa?magazine_key=m351c585f101b

12/31 異常干支がこの世界で果たすべき役割
https://note.com/kinugyokutoan/n/n329b1f1511f9?magazine_key=md76f36e89a54

⭐︎「東方の星と南方の星の組み合わせ(全パターンあり)」を中心に、
「適職」や「出世」に関する投稿を「適職に関する投稿のまとめ」としてマガジンにしました📚
https://note.com/kinugyokutoan/m/m0b5d9b4bbd45

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○2020年4月のマガジン
https://note.com/kinugyokutoan/m/m9bf267619763

○2020年5月のマガジン
https://note.com/kinugyokutoan/m/ma8ab308f3ccb

○2021年7月公開のマガジン🌸守護神、十二大従星など
https://note.com/kinugyokutoan/m/mf0d76600578c

○2021年8月公開のマガジン🌹想定法など
https://note.com/kinugyokutoan/m/m389e8a4eaf03

※マガジンは2020年4月〜2021年9月まであります(2022年3月現在)
天中殺、適職等のまとめマガジンと重複している部分もある点にご留意くださいませ。

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