金烏玉兎庵

『マダムセクレタリー』season2に関する雑感

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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本日は冬日だというので、
しまったはずのマフラーを引っ張り出して巻いてきました。

クリーニングに出したのに…と思ったのですが、
出してみればそこにはウクライナのバッジが!

少し前に、浦安駅にいったときに、
駅前でライオンズクラブの方々がウクライナ支援の募金集めをしていて、
そこで募金をしたときにいただいたウクライナのバッジ。

マフラーにつけっぱなしでクリーニングに出したのを、
クリーニング屋さんが元通りつけてくださっていたのだと思います。

ウクライナといえば、
Huluで『マダムセクレタリー』のシーズン2が始まったのですが、
前半は米ロの摩擦が生々しく描かれています。

このドラマでも米ロの摩擦のきっかけはウクライナなのですが、
ドラマ内ではウクライナの狂言によってアメリカが戦争に加担していくような描かれ方をしていて、
現実に起こっていること(最近のニュースで語られている内容)とは異なります。

なぜウクライナが悪者として描かれるのか?
というのは、
このドラマのシナリオが描かれたのは 10年くらい前(初放送は 2014年)で、
オバマ政権の後半の時期、
かつ製作が FOXだと分かれば理解でき、

さらにいえば、
なぜ、このタイミングでこのシーズン2が放映されるのか?
…というのも、
なんとなくその意図が伝わってくる感じがありますけれどどうでしょう。

さて、そうした背景はさておき、
それにしてもこのドラマ、
元 CIA の女性が国務長官(他国で言うところの外務大臣)として活躍するストーリーなのですが、

ドラマ内で描かれているこの人物の経歴というのが、
算命学で説かれる「活躍する女性」の背景と一致していて面白いです。

優れた芸術とは自然の姿を在るがままに切り取ったものであるといわれますが、
優れた作品というのも、真理に根差したものだという意味で、
よくできた作品だと思います。

基本的に、社会に出てから活躍する人、
それも、40代後半から 50 代、60代に向けての最も円熟味を増すタイミングという、
最も順当なタイミングで活躍できる人というのは、

若いころに苦労をし、
その苦労から逃げることなくその苦労に向き合い乗り越えてきた方ですが、
この主人公も、きちんと「若いころの圧倒的な苦労」を経てこその国務長官の地位であることが描かれています。

なお、このドラマは、国務長官である主人公が夫と共に役割を果たしていく、
パワーカップルの在り方というのも見どころの一つなのですが、

結婚というのは、女性にとっては「逃げ場」的なものにもなりがちであるなか、
このドラマで描かれる夫婦の様子というのは、
結婚を通して夫婦がそれぞれに成長を続けてきた先に、「チーム」として子育てに奮闘しつつ、社会的にも活躍していく姿を見ることが出来、
そういう面でも参考になります。

きちんと向き合い、相互に成長しあえる男女の関係というのは理想的な夫婦の関係ですが、
そういう夫婦というのは、100 組に1組の確率よりもまだ少ないかもしれないな、と思います。

もっとも、
経済力と学歴に相関関係があるのと同様に、
地位と「夫婦での成長の実現」の関係にも相関関係が認められるそうなので、

その意味で言えば、
一定以上の地位にある=国務長官と退役大尉兼大学教授という夫婦の場合であれば、
そういう夫婦であることが「ふつう」なのかもしれませんが。

ちなみに、
この夫婦の二人は、ともに、
そのキャリアをアカデミックな世界とパブリックな世界において積んできているのですが、

十大主星でいえば、
龍高星・玉堂星・車騎星・牽牛星の世界を共有している感じで、
夫婦というのは人体星図の星を持ち合うと、
相互理解が出来やすいといわれますけれど、なるほど、と感じました。

…あくまでドラマの登場人物のお話ですが、
こういうよく出来たドラマはいろんな意味でとても勉強になります。

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