金烏玉兎庵

引力により造られる人生の波が実は堅固なものであるというお話

昨日は、
金メダリストたちが金メダル獲得を実現した、
それに寄与したであろう要素を挙げてみました。

続きはまた書きますが、
あれだけの少ないサンプルの中にあっても、
金メダル🥇のような「大きな達成」には位相法(半会や支合など)の影響があることを見て取ることができました。

位相法というのは、
簡単にいってしまえば「人生の波」についての指標のようなものです。

この時期は前進の波ですよ、
この時期は発展の波ですよ、
この時期は立ち止まりましょう、
この時期は方向転換しましょう、

という小さな波と、

ここは全体の折り返しの時期ですよ、
ここは全体をしめくくる時期ですよ、
ここは全体の中で大きくステップアップする時期ですよ、

という大きな波が、
人生には絶え間なく起こり続けている、

その波の指標が位相法である、
といえます。

その、
人生で起こる波が一定のリズムで繰り返し起こる、それは、
あたかも寄せては返す海の波のようでもあり、

そんなことを考えつつ、
海の波が月の引力によって引き起こされ、それが自転と公転のなかで海の波を造り出しているの同様に、

人間というのも、より大きな宇宙空間において、
私たちが住む宇宙の回りを巡る別の宇宙の引力が、
人間の人生の波を造り出しているのだろうな、

…と、そんなことを思いました。

「私たちの宇宙」と「別の宇宙」などと書くと、
ひどく突飛だと感じる方もいると思いますが、

仏教における曼荼羅や、
理論物理学における多次元宇宙の概念をみれば、
割と見慣れた考え方であることが分かります。

さて、
海の波が「ただ起こり続ける」ものであり、
そこに善悪や喜怒哀楽の介在の余地がないのと同様に、

人生の波、位相法で捉えることができるその波、
つまりは「人生で起こる出来事」というのも、
実はそこには善悪や喜怒哀楽といった感情が介在する余地はありません。

もっとも、こうしたことは、
算命学を学んでいる方であれば既知のことであり、
改めて書くほどのことでもありませんが、

なんとなく、
人生の波と宇宙の回転、という考え方が、
高尾宗家が原典に遺された無限に展開する八門法の考え方につながっている気がして嬉しく、
ちょっと書いてみた次第。

さて、大事なのはここからです。

位相法が人生における波の指標であるなら、
そこに「避けがたく確実に」何かしらの波が起こるということで、

だとすれば、
それに応じた人生におけるスケジューリングをするのが良いのだろう、
…ということで、

さらにいえば、

本来の自分の人生を最大限活用する=人生の波に応じて(利用して)生きる、
ということに向けて、
「真剣に取り組む」
…ことが、極めて大切であるといえます。

天気予報のように「なんとなくチェックする」というのではなく、
真剣に、人生の計画書に「重大イベント」としてスケジューリングし、
何年も前から準備を重ね、めぐる人生の波の時期を、
逃すことなく活かす、ということを考えておくことが望まれるのだろうと思います。

もちろん、
オリンピックや入学試験などのように。
時期を選ぶことができないな、というようなイベントもありますけれど、

この場合、誤解を恐れずにいえば、
オリンピックや入学試験のタイミングでそれに応じた後天運を得られないなら、
それはそういう運命である、ということで、
別のことを考えたほうが良い、ということであろうと思います。

ちょっと乱暴な書き方ではありますが、

例えば、「大観衆を相手とし、ファンにもみくちゃにされるような芸能人になりたい!」
と願ったとしても、コロナ禍では叶わない話であり、
だとすれば軌道修正しなければならない、それと同じです。

機運とか、後天運とかいうものを、
ふつうの人は目に見ることができないので、
それを信じることもなく、活用することもなく、素通りするのですけれど、

それが見えている人からすれば、
それは、物理的な道路以上に揺ぎ無い道筋であり、
有形現実の世界に広がる世界以上に間違いのない世界に見えるもの。

このあたりは、
物理学者に見える世界がふつうの人に見えるそれと異なること、
数学者に見える世界がふつうの人に見えるそれと異なることと同様と思います。

物理学者や数学者をはじめとする科学者と同様に、
算命学の担い手というのも、世界をパターンで捉え、そこに法則を見出し、
現象を読み解いていくわけですが、

現象から法則を見出し、その先にパターンを捉えることができるようになると、
そこには、有形の、目の前に広がる現実以上の確かさのある世界があることに気付く。

このあたり、
権力に近いところの情報をダイレクトに得られる投資家が、3年くらいまでのことについて確信的に語れることや、
世界の動きを精緻に捉えている起業家が、10年くらい先までのことを、

「起こるか分からない未来」ではなく
「いまだ現象化していないだけの今」として扱っていることと同様です。

…そう考えると、
権力に近い情報が得られて、
世界の動きを精緻に追い、
世界で起こる出来事のパターンを帰納して法則を見出すことができるような人は、

「現在」として捉える時間の範囲が、
ふつうの人をはるかに超える規模となり、
世間の常識からかけ離れる、ということにもなりえます。

どちらが幸せか?

それは、本人の選択次第ですが、
そうはいっても、それは「両方を知ったうえで」選ぶべきもの。

確実にいえるのは、
位相法が造る人生の波を使える人というのは、
位相法が造る人生工程を、あたかもリアルな波、
あるいは堅固な構造物として捉えているように思います。

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