東洋史観からみる家族の法則

算命学で細かい誕生日から導かれる味方の他に、

東洋史観によって導かれるモノゴトの法則、傾向というのもあります。

これは、「必ずそうなる」という質のことではなく、場合によっては命式から分かることと矛盾するケースもあるので、「そういう傾向、要素が加わる」のだというように捉える種類のことなのですが、

なんとなく観察力のある人が世の中を見回すと、特にその法則を知らずともそうした傾向があるな、と気づく、そんな法則・傾向です。

よって、「絶対そうなる」というのではなく、

「世の中にはそういう傾向があるんだな」と受け取っていただければと思います。

○家の跡継ぎ

奇数の月に生まれた場合、跡継ぎになることに無理矛盾がありません。

偶数の月に生まれた場合は、跡継ぎになることに無理矛盾があるので、工夫や試練がひつようとなります。

偶数月生まれは分家運の傾向が強いです。

これを言い換えると、

長男長女は奇数月生まれで自然とその風情を持ち、

次男次女は偶数月生まれで自然と長子を敬いたてるようになりやすいともいえます。

生まれた月は、

命式においてその季節的、環境的な背景をなす要素ですが、

実際にそれは一種の自分のバックグラウンドであり、自分の人生の鋳型です。

なお、

女子1人男子1人の子供がいて、それぞれ奇数生まれの場合、長男長女がともに奇数月生まれということになるので、どちらも実家からなかなか離れ難くなるという傾向もあります。

○家族のつながり

生まれ月は人生の鋳型であるということを書きましたが、

家族の中で同じ月に生まれた家族がいればその関係にある家族とは言葉に出さなくても分かり合えるようなつながりが生まれる傾向にあります。

「なんとなく同じ」とか、「なんとなく分かる」みたいな感じです。

これは「仲が良い」というのとは別で、

同じ型を持つ同士、同じような思考、同じような選択、同じような手段を持つため、理解しやすい関係というようなイメージです。

同じ月出なくても、近い月であるほどそうしたつながりが生まれやすいです。

一方で、12の月を円に並べて真逆の月に生まれていたりすると、なかなか理解が及ばない関係にもなります。

但しその場合は、新鮮な発想を与えてもらえたり、自分にない手段によって助けてもらえるような関係にもなり得ます。

但し、正反対や離れた位置の家族がいる場合は家族としてのまとまりを欠くことにもなりがちでもあるため何かしら工夫をしておいたほうが良いかもしれません。

なお、両親が正反対の月に生まれている場合、子供は男の子だけとか女の子だけ、というふうに偏る傾向にあります。

また、父親の誕生月に近い月に生まれた子供は父親の元で伸びやすく、母親の誕生月に近い月に生まれた子供は母親の元で伸びやすいという傾向もあります。

○結婚の相性

結婚する場合、長子は長子同士のほうが相性が良いという傾向もあります。

あるいは、長男は長女と、次男は次女とのほうが相性が良く、無理矛盾がありません。

 

もう少し兄弟が多ければ、

長男と三女、次男と四女というふうに、奇数同士、偶数同士であれば、それは良い結婚になる傾向にあり、

次男と長女、三男と次女というふうに、奇数と偶数が混在する結婚はだとちぐはぐな結婚になる傾向にあります。

この場合はよほど相性がよいか、そうでなければ試練・工夫をすることが結婚を維持するために必要となります。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

1 個のコメント

  • 今回のお話とても納得できる点が多くて驚きました。
    妹は3月生まれの午未天中殺、天庫星持ち。わたしは10月生まれの辰巳天中殺。お互い生年中殺持ちで結婚し実家を離れましたが、妹は実家の隣市に住み、わたしは天恍星持ちの旦那と他県に住んでいます。
    実家は昔から続く名家の分家で、うちの家系は妹が最後の幕を閉じる形になると思っております。

    両親は父が4月生まれ、母が11月生まれでしたので子どもが女の子だけだったのかもしれません。
    父と母はあまり相性が良くありませんが、次男次女で結婚している点で結婚生活は保ちやすいのかもと思いました。

    他にも思い当たる節が多々あり、とても面白く感じました。また参考にさせていただきたいと思います。

  • 菜のはな へ返信する

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