金烏玉兎庵

学びのプロセス、算命学を学ぶこと

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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久しぶりののんびりな休日、
原典を読み進めています。

 

東洋思想を学び始めて2年半、
算命学を学び始めて2年が過ぎました。

短いようですが、
このところ、人を見ても五行に見えるようになっていて、
最近は、器も意識して友人知人の姿が見えるようになってきたりもしていて、
どっぷり「算命学の世界」に生きています。

 

※陽占の星は日干とほかの干の組み合わせで出てきますが、そのほかの干のことを器といい、同じ牽牛星でも甲に入った牽牛星は真っ直ぐな自尊心、戊の器に入った牽牛星はやせ我慢的な自尊心、などいろいろあります。

 

とはいえ、2年くらい勉強したところで「分かった!」という感覚はなく、気分はまだまだ初心者です。

算命学のお教室をされている「はるの門」の瑠子先生は7年は学びましょうとおっしゃっていますし、
既に何十年も学ばれている方もいます。

 

7年とか何十年というと学び始めの方は気持ちが萎えると思うのですが、
算命学は初学者は初学者なりに、
中級者は中級者なりに、
上級者は上級者なりに読めることはあるので、
焦ることなく「学び続ける」ということが大事かな、と思います。

 

幸いというべきか、
私はまだサラリーマンをしていて、
先々は分かりませんが、
「算命学で食っていく」
ということを急いでいるわけではないので、割と気楽に学べますし、そういう気楽さの元で薄皮を重ねるように理解を深めるのが、算命学の学び方としては合っているように思います。

 

算命学にせよ東洋思想にせよ、
すべてを100%理解しながら先に進むような合理的な学問ではありません。

 

理論は理論としてありますが、
ひとの姿や世の中の姿を見て初めて理解できる部分も半分くらいはあるので、
半分の理解でひとまず先に進むくらいの方が、理論に偏り過ぎない奥行きのある理解ができるように思います。

 

言い換えれば、
「時間をかけなければ理解できないこともある」
ということでもあります。

 

このあたり、偏差値の高い大学を出た頭の良い人は間違いやすいところなのですが、
例えば原典を丸暗記したところで、
満足にひとの宿命をよみ世の中の流れが分かるようになるかといえば別の話。

 

社会経験のない人よりも、
実業界で働いた経験のある人のほうがより深い理解ができますし、
挫折や成功の経験がない人は、算命学が論じていることを空想することはできても血の通った言葉にするのは難しいように思います。

 

その意味では、
財閥系企業で20年働き(まだ働いていますが)、その間転職もし(財閥系企業間で転職しました)、成功も挫折も抜擢も左遷も人並み以上に経験してきたことを経て算命学の学びに向かったのは、
タイミングとしては適切だったんじゃないかと感じています。

 

先日、友人に、
「よく続いてるよね」
…言われたのですが、感覚としては、
「算命学を学ぶために今までがあった」
ような感じです。

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