安定、不安定、変転変化、十二大従星のグループ分け

最近、従星を身強と身弱だけに分けた話ばかりを書いていて、
「ちょっと手抜きしてるんじゃないの?」
指摘されたので、今回は別の分け方を紹介しておきます。

従星は星により、
①安定した人生が向く星
②不安定な人生の方が合う星
③安定か不安定かにかかわらず、流れに流されていく、流れに逆らわない方が良い星
という分け方があります。

①は天貴星、天南星、天禄星、天堂星
②は天報星、天極星、天馳星、天将星
③は天胡星、天印星、天庫星

…あれ?天恍星は?
と思われた方、天恍星はこのいずれにも入らず、「環境に順応する星」です。
良さとしてでるときは、どんな場所でもどんな家柄の人と結婚しても上手に順応して生きていきますが、悪さとしてでるときはよくない友達の影響を受けて非行に走ったりもします。

さて。

若年期に①の星がある人は、早めに自分の進む道を見つけてそれに向けて邁進することで陽転します。
若年期に②の星がある人は、起こる出来事の中に機運を見つけ、その流れに乗ることで陽転します。
若年期に③の星がある人は、起こる出来事の流れに任せ、その中で望まれるあり方、時に受動的に、時に能動的なあり方を時々に応じて選択していくのが良いです。

晩年期に①がある人は、安定重視の老後です。悠々自適な人生ですが、そのために犠牲にするものもあります。
晩年期に②の星がある人は、不安定・不規則な生活の中において生き生きとします。
「老後は安定的に」という言葉に違和感を持つ人も多いはず。
晩年期に③の星がある人は、環境に逆らうことなく状況に応じて身を処していく中に穏やかな生活を見つけます。

ひとまず、総論を書きました。そのうち各グループの各論も書きます。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

6 件のコメント

  • 初めまして。
    一代目のブログと新しいブログを一年以上読んでいます。
    また、何度かイケじい様や他の方に鑑定を受けたり
    今はネット上の知識だけですが、色々とあさって読んでいます。

    その上で現状思ったことは、悪を慎み善を行う。
    人生を投げず直向きに向かうこと。
    そして、流れを認識しつつも簡単な占いのように一喜一憂するのではなく、より良いものにしていくために日々懸命に生きることかなと思い至っております。

    ブログ、毎回楽しみに読んでおります。
    ではまた。

  • あるはさん、コメントありがとうございます😊
    ブログを始めたのが2018年の10月20日なので、最初の頃からご覧いただいているんですね、ありがとうございます。

    鑑定士は、相性もありますので、自分の納得のいく人を探していかれると良いだろうと思います。
    ただ、「イマイチ?」と思う鑑定士の方も、何か次につながるヒントをくれたりするように思います。

    善悪は、環境により相手により異なると算命学はいいます。
    善悪の判断を含めて日々精進とも言えるかもしれませんね。

  • おはようございます。
    私の見解としましては天南星は安定の星に分類されてますが未完の大器で不安定な逆境の方がむしろ
    その星の特質を活かせるのではないかなって思いました。天恍星も冒険に挑戦するという意味で然り。
    逆に不安定に入ってる天極星は人生サイクルで死を意味する星であり、凝固した状態から安定型かなと。
    ただ私の母がそうなんですが天極星が月の十二運に入ると中年時に運の停滞、途切れが生じ、その状況で
    新しい機運に乗ると大きく陽転する星なので性格的には安定志向でも運勢的には不安定な状況が歓迎されるのかな?と複雑ですね。
    ちなみに算明学の逆縁結婚向きのグループに「香玄の範」というのがありますが、「香玄」とは老成してる面と極端に幼稚ま面が同居してるアンバランスな人で天将星、天南星、天報星、天馳星のいずれかの星を持ってる人が当てはまります。https://ameblo.jp/from-endy/entry-12446105149.html
    人並みの結婚生活の幸せを求めない、互いに双方の両親の援助を受けないのが幸福のキーワードだそうですが、天将星と天報星を持つ私としては理解できます。

  • 紅虎さん
    おはようございます。
    おっしゃっていること、よく分かります。
    天南星にせよ天恍星にせよ、安定とか環境順応とは異なる面があるように感じられますよね。

    この分類は、人生の長いプロセス全体を俯瞰してとらえたグループ分けなので、キャラクターとか性格の性質ととらえると違和感があるかもしれません。

    例えば天南星は、未完にせよ生意気にせよ、人生自体は安定している、ということです。それが陽転するかどうかは別で、とりあえず安定している。
    天恍星は、なんにせよひとまず環境には順応できる、ということで、それが本人にとって幸せかどうかはまた別です。

  • 毎日読ませて頂いております。ありがとうございます。私は、今の中年期に天将星があり、晩年期は天恍星があります。幼少の頃は天堂星です。バランスが悪いのでは?と思っております。

  • 小夜子さん、コメントありがとうございます。
    十二大従星はたしかに年代を示すものなので、その年代の星に合った場所にあると健やかですが、すべてが順当にある人は稀です。
    自分の宿命の配置が自分の人生の型なので、それに合わせて過ごす方法を考えるのが処世術、ということになります。

    若年期の天堂星は若いうちは多少違和感があるかもされませんが、大人になると良さが出てきます。
    若年期の星は若年期にしか光らないわけではないですし。
    壮年期の天将星は順当、晩年期の天恍星は気の若いお年寄りになるだらうと思います。
    壮年期の天将星でしっかりカタチを作って晩年期を楽しめるような人生も素敵だと思います。

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